みなさまこんにちは!!エナジースペースの山崎です。
今日の庄川は、天気が悪く今日は雨が降っています。
今日は雨の日の練習法を行い、技術の向上に努めましょう。
昨日は機体の構築の最終回だったのですが、今回は、メインの項目に戻りましてバッテリーのお話をしていきたいと思います。
バッテリー
ドローンにはリチウムポリマーバッテリーが主に使用されています。
これを略してリポバッテリーと呼んでいます。このリポバッテリーのメリットは、小型、軽量、大容量、繰り返し継ぎ足し充電が可能と言うことです。
反対にデメリットは寒さや水、衝撃に弱いことです。
上記のメリットからドローンに使用されていると言うことになります。
そしてバッテリーの見極めは非常に大事になってきます。
バッテリーには例えば、6S(セル)1300mAh 130Cと言う表記があります。一つずつ説明していきますが、特にS(セル)数に注目してください。
ここはかなり重要です。
ドローンの機体を自作するときは、まず何セルのバッテリーを搭載するかを決め、そのセル数によってパーツを選定します。
セル数とは、簡単に言うと乾電池が何個入っているかです。2個でしたら2セル、6個でしたら6セルです。
そのバッテリーのセル数によって大きな影響があるのが、FC、ESC、モーターです。ここを間違えると、機体が出来て、さあバッテリー繋いで飛ばすぞ!!とウキウキしてESCなどのメーカーサイトに記述してあるセル数を上回るバッテリーを繋ぐと機体が燃えます。
そしてセル数が大きくなるとバッテリーの重量も大きくなるので、それも踏まえてフレームやプロペラも見極めます。
一般的にプロペラサイズが3インチ〜4インチですと大体、3セル〜4セルでプロペラサイズが5インチになると大体、4セル〜6セルになります。単純にセル数が多いとパワーが出ます。
そして次の1300mAhの表記です。これはバッテリーの容量の表記です。これは機体を選ぶ際には関係ありませんので何mAhを使われても構いません。ですが、mAhが大きいほどバッテリーの持ちは良くなります。
そして最後の130Cですが、これはバッテリーの放電能力を表します。この数値がバッテリーの性能を表しています。FPVドローンでは高ければ高いほど、性能がいいバッテリーになります。
放電能力って何?と思われると思いますが簡単に説明いたしますと、水道のパイプを思い浮かべてください。
例えば30Cのバッテリーがあったとします。これを水道のパイプの口径が30mmのパイプとします。130Cのバッテリーを水道パイプでいう130mmの口径のパイプとします。そこに1300mAhの容量を水として1300mℓの水とします。パイプの長さはどっちとも同じ長さとします。
パイプ満杯に水を流した時、どっちが早く流れ、ゴール付近でどっちが大量の水を吐出するかを考えると、Cの意味もわかると思います。
上記の例えから、C数が少なければバッテリー持ちはいいが、パワーはない。C数が多ければバッテリー持ちはよくないがパワーはあるということになります。FPVドローンは瞬間的なパワーが必要になりますので後者の方が高機能と言うことになります。
余談として、DJI機など何故あんなに飛ぶの?と思われると思いますが、秘密は大容量なくせに放電能力が低いからです。
これでバッテリーのお話は終わりにいたします。今ここに記述しているのは本当にバッテリーとはなんなのか?と言うことだけ記述しております。充電方法、取り扱い方法、保存方法などバッテリーだけで1日お話できるぐらいバッテリーは奥深いです。
ですのでご質問などございましたらお気軽に聞いていただけると嬉しいです。
では今日も安全なフライトを!!
エナジースペース 山崎